宝箱

すきの定義は「心を動かされる」こと

あの日わたしはなにを観たのか~舞台『リューン~風の魔法と滅びの剣~』~

来る6月1日、わたしが初めて丈橋を拝む日であり、その舞台を観に行く日でもあった。


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あの日は自分でも異常だと感じるほど、緊張と高揚でずっと心臓が痛かった。舞台の最中もずっと呼吸が浅くて、しんどくて、カーテンコールで大橋くんが画面の中で見てた通りに明るい声でしゃべり始めたのを見て、なぜだか涙が止まらなかった。あの瞬間をわたしはきっとずっと忘れない。

奇跡的に舞台が始まる前に丈橋に出会って、奇跡的に観る機会に恵まれて、わたしがこの舞台に立ち会えたのは本当に奇跡みたいなことだったなぁなんて今思う。

奇跡が起きてくれてよかった。初演から観てきた方々がなぜリューンに熱狂するのか、それはすきな人が出演していること、シンメがW主演であるということだけではなく(もちろんまずこの事実がすごい! シンメで舞台って! オタクの夢か!)、この舞台自体リューンの世界に引きずり込むような深く、衝撃的で余韻をいつまでも残すような内容だったことが理由だった。

 

目次

 

概要

幼なじみのリューン・フローとリューン・ダイ。

ふたりともに15歳。

リューン・フローは一角狼座の芸人、リューン・ダイは戦士の修行中。

ふたりはまるで兄弟のように仲が良い。

10年前のあの戦争で両親を失った。

ある日、ふたりは伝説の「滅びの剣」を見つけてしまう。

それによってリューン・フローとリューン・ダイの運命の歯車が狂い出す。

「滅びの剣」を手に入れようと軍勢を率いて現れた大国の長・ダナトリアは、村を焼き払おうとする。

リューン・ダイはその剣を手にし、敵も味方も関係なく皆殺しにして消えてしまう。

失意のリューン・フローは、友であるリューン・ダイを殺すための旅に出る・・・

 「リューン〜風の魔法と滅びの剣〜」公式HP「Story」より

 

「滅びの剣」は手にした人の意思とは無関係に目の前の人を殺戮してしまう、ずっと封印されてきた魔剣です。1000年前、ガンドラ国という国の王の元に、盲目の少女が「目を見えるようにしてほしい」とお願いをしに来ました。彼女の目を治したのは王ではなく、風の魔法使い。国民が風の魔法使いをたたえる様子を見て嫉妬心を燃やした王は、剣で彼女を刺してしまう。その瞬間「憎悪」が込められた「滅びの剣」は生まれ、代償としてガンドラ王は死ぬことができない体になります。このガンドラ王が、今もルトフの里に生きるダイス先生だということは1人(フローリア)を除いて知りません。

戦争の記憶が蘇ると耳をふさいでおびえてしまうフローと、「あのとき俺にもっと力があったら」と復讐心を秘めつつ武術の腕を磨くダイ。ひょんなことから「滅びの剣」がダイの手に渡ってしまい、両親を失った戦争の首謀者である敵国だけでなく自分の里の仲間も殺めてしまう。その後「滅びの剣」に宿る黒い獣に心まで支配され、オビオテ族をはじめる人々の殺戮は続く。

フローとダイは約束をしていました。

「もしも俺が道を誤った時は、お前が俺を救ってくれる。そうだろ?」

「うん……約束する。この身を呈してでも―――」

「身を呈してでも」そのことば通り、戦うすべを知らないフローが自分の身を顧みずに「僕がリューン・ダイを殺す」とダイを探しに里を出る。様々は思惑や裏切りに翻弄され、ダイと対峙する場面でフローの左腕は義手、耳も声も失っています。「滅びの剣」を鎮静化させられるフローの歌も封じられ、2人は剣を交わすことになる。

 

主題

リューンとは、一体何を語る物語なのか?どこにフォーカスするのかによってこの物語の主題の見え方は変わると思う。個人的には、

 

なくならない争いとなくしてはならない人間の心

 

の話ではないかなぁと。

なくならない争い

この物語には随所に争いが出てきます。

・(1000年前)ガンドラ王が嫉妬心から風の魔法使いを殺害

・(10年前)新月戦争(カダ国によるリューン一族襲撃)

・ダイによるルトフの里・オビオテ族襲撃

・ダイvsファンルン・ダナトリア・ダイス先生・フロー

争いは争いを生む。そもそもガンドラ王が滅びの剣を生まなければ、新月戦争が起こらなければ。個人的にはルトフの里の生き残りがダイに復讐心を持つ可能性なんて十分にあると思うし、もしオビオテ族のあの子が生き残っていたら絶対に武力を手にしてダイに復讐しにくると思う。戦争ひいては死という概念から離れた平和な日本に生きているわたしには想像がつかないくらい、きっとそういう争いの連鎖はこの世に存在している。

なくしてはならない人間の心

争いを起こすのは人の心だけど、争いを静めるのもまた人の心なんじゃないかなぁ。ガンドラ王1人の感情が世界の均衡を乱す滅びの剣を生み、その滅びの剣に憑かれたダイが殺戮を繰り返す。その終焉は、「ダイを救う」とまっすぐに思い続けたフローとの対峙。結果的に滅びの剣をこの世から消滅させたのはダイス先生だったわけだけど、自分の身を呈してまでダイを探し続けたフローの優しくて強い意志がなければああいう結末にまで至らなかったと思う。

人間の感情が争いを生み、争いを収束させる。ファンタジー作品にも関わらずあまりに現実的で地に足がついているのは、脚本家である篠原久美子さんが中東・シリアに行かれた際の経験が元になっているからだと想像してます。『ゲド戦記』のエッセンスもあるとのこと。

 

「風の魔法」と「滅びの剣」にまつわる鮮やかな対比

サブタイトルにもなっている「風の魔法」と「滅びの剣」。この2つと関連して対になるものがこの物語にはいくつか出てきます。それが気になる。

 

風の魔法」「滅びの剣」 

魔法を信じているフロー」「魔法を信じていないダイ

」「武力

祈り」「恨み

 

歌うことで滅びの剣を鎮めることができるフローは、風の魔法使いであるリューンの血を引いている。フローは魔法を信じていて、自分の歌を祈りだと言う。

一方同じリューンの血を引くにもかかわらず滅びの剣に憑かれるダイ。ダイは魔法を信じていなくて、武力こそが大切なものを守る術だと思っているし、大切なものを奪った敵のことを恨んでいる。

「風の魔法」サイドと「滅びの剣」サイド、各々に共通して言えることが1つあると思っていて。

 

救うもの

盲目の少女を救う風の魔法

ダイを救う魔法を信じているフロー

滅びの剣から人を救う」「祈り

救われるもの

風の魔法に救われる滅びの剣

フローに救われる魔法を信じていないダイ

人の思う心に救われる武力」「恨み

 

「救うもの」と「救われるもの」の対比になっているんじゃないかと。「僕の歌は祈りだ」歌うことで平和を願い「救うもの」のフローと「あの時俺にもっと力があったら」武力で制することで平和を守りたい「救われるもの」ダイ。新月戦争で同じ境遇に陥った2人だけど、平和へのアプローチが違う。「過去のトラウマから争いを好まず、平和を願う」フローが救い、「力があれば大切な人たちを守れたという過去から争いを生んでしまう」ダイが救われた、これはわりとキーだと思う。なくならない争いに対して、なくしてはいけないものはなんなのか。2つのキーワードから見るとそれが浮き彫りになる。

そしてあとひとつここに加えたいのが、「フローリア」「ダイス」。この2人は、

 

フローとダイを救うもの

フローとダイに救われるもの

 

フローリアは2人をルトフの里へ連れてきた。滅びの剣がなくなることで命を終えることができた。フローとフローリア、ダイとダイス、このネーミングは偶然じゃないと思う。

 

藤原丈一郎とリューン・フロー

丈くんのまっすぐさがフローにぴったりだと思った。自己犠牲を厭わずダイを探す姿に終始胸が痛かったなぁ……。所作から伝わる臆病さと、目が訴える意志の強さがとても印象的でした。顔立ちがはっきりしていることもあり舞台上でも表情がわかりやすかった。化粧映えもしていて、初めて丈くんを見た感想は「美しい」。

(予習してたなにわ感の人と全然違うやないかと思ったのは内緒)

後半の苦しそうな演技、息遣いがとっても上手くてさ……。どんどん胸が苦しくなった。 痛めつけられるフローの苦しむ様子はとてもリアルで、見てるのがつらかったほど。舞台の上から感情が伝わってくるっていうのは、見てるこっちが思っている以上に相当なエネルギーを使っていると思う。

★印象的なシーン

・舟に乗り旅に出る場面(♪風の舟)

ダイを探すためにエルカとファンルンと共に舟に乗るフロー、なにかを決心したような顔が清くて美しい。もう1回あの顔が見たい。周りで歌う(遠くにいるであろう)ダイの声に反応するフローに泣ける。

・「僕は代償とか復讐とか正義とか報復とかそういうのはよく分からない。ただリューン・ダイを助けてあげたいんだ。」

ダイを殺すために必要なドルデンの魔剣を手に入れようとたたらの島に行き、先に魔剣を手にしていたダナトリアに放つ一言。ここのセリフの言い方が凛としていて、きれい。ほんとにフローって、「大切な人を助けたい」って思いだけで動いてるんですよ。まっすぐできれいなこの心こそ、ダナトリアを揺さぶったんじゃないか思ってる。

・たたらの島で試し斬りをされる場面 

魔剣を譲り受ける代わりに左腕を試し斬りされる場面。斬られるそのときの叫び声が、負の匂いが会場いっぱいに広がって、わたしは一瞬絶望した。 義手が備わるとわかっていても、もうその左手でダイとタッチすることはできない。演技だとわかっていても、この場面は思わず顔を歪めてしまった。

・「僕は絶対に君のために歌は歌わない。僕の歌は祈りだ!だから、僕は殺された人たちのために歌ってるんだ!」

ルトフの里から護衛としてついてきたファンルンが敵国のスパイであることがわかり、人殺しがすきだという彼がフローに「俺と組めよ」と迫る場面。すごいのよ、ここ。手下によって手を拘束され、痛めつけられたフローが放つ一言。自分がどれだけひどい目にあっていても、誰かを傷つけるために歌を歌うことはしない。リューン一族が襲撃されたときのことを思い出して耳をふさいでいたフローはもうそこにはいなくて、祈りは強さに変わった。ことばの吐き方が覚悟に満ち溢れていて、フローがどんな思いでそこにいるのかビリビリ伝わってきたんだよなぁ。

ここで言う「殺された人たち」って、リューン一族のことだけじゃなくて「ダイが殺した人たち」のことも指してるっていう解釈であってるかな?フローの人生はどこまでもダイとともにあるんだって後から気が付いた。

・【番外編】かわいいフロー

苦しいシーンが多いものの、合間合間のフローがとってもかわいい!一角狼座が「風の魔法使い」の劇をやっている最中、もぞもぞ下手にはけようとするもなかなか進まなくてほふく前進するフロー。エルカのエコーミュージックでヘンテコなダンスをしてるのをファンルンに見られて照れてるフロー。

プレビューではなかったんだけど、風の洞窟でエルカの後ろを後ろ向きに這って進む理由が「ス、スカート……」なの、あまりにときめいた…!!! 初日と比べて増えてたアドリブおもしろかったし、一角狼座のショーでも手拍子が起きていたりして、この1ヵ月見ていないところでこの舞台は成長してきたんだなぁと胸が熱くなったり。舞台は生ものですね、同じ舞台っていうのは2つとない。

 

大橋和也とリューン・ダイ

顔が最高にかわいいんですが、実物を見るとめちゃくちゃ男の子だった… 大きい… 二の腕が出ている衣装ありがとう… そしてなにより、歌が上手い!

声が出るとか音をちゃんと当てられるだけでなく、耳に残る歌を歌う大橋くん。わたしで言うざらざらした声。大橋くんの歌をもっと広い場所で、もっとたくさん聴きたいなぁと思いました。

初観劇時、冒頭〜かまど亭あたりの明るいダイを見て大橋くんみたいだなぁって思ったけど、後半との対比が凄まじかった。これは意図的にやってたみたいですね。恐ろしい。黒い獣に取り憑かれたり、ダイの心が戻ってきたり、あの切替えも気持ち的になかなかしんどそうなのに、全部終わって挨拶するときに笑顔全開のいつも見ていた大橋くんだったので…… すごい人だなと……。安心感と畏怖で感情がぐちゃぐちゃでした。

★印象的なシーン

黒い獣に憑かれたダイ

この舞台を通して、1番印象的でした。憎悪の化身である黒い獣と対峙すると、ダイの中の暗い感情が滅びの剣に呼応してしまい、闇に取り込まれ、シンクロしていく。表情、声色が狂気的で荒々しくて、あの瞬間大橋くんはそこにいなかった。重心低めな動き方とで首のイかれた(褒めてる)動き、そのあまりにも人間ざるものの存在感に圧倒された……。

オビオテ族に対して発する「俺を憎め! 世界を憎め!」は心底こわかったし、ダイと黒い獣が交互に現れる場面、笑いながら人を殺すダイが我に返って「違う!」「こっちに来ないで!」と叫ぶ声の響きは悲しくてせつなかったなぁ。表現力の幅がすごい。

ダナトリアを殺す場面

フローとダイが対峙するラスト、斬られそうになるフローを庇ってダナトリアはしにます。あの瞬間の快楽に満ちた表情が忘れられない。ダナトリアに初めて会ったときあれだけ怨んでたのに、実際に斬ったあとはなんの感情もないように見えるんだよね。ただ目の前の人を殺したというだけで、「ダナトリアを殺した」ということをダイの心は理解していなかったと思う。黒い獣が100%の状態下では、心がないのかもしれないね。

ファンルンの短剣を舞台袖(下手)に投げ捨てるダイ

同上の場面、ファンルンに刺された後、その剣を抜いて舞台袖(下手)に投げ捨てる。地味なポイントなんだけど! よかったです! 痛みを1mmも感じていないような無表情で、人間じゃないみたいだった。

 

消化不良な考察

ダナトリアがフローを庇い、声を戻した理由

不思議なんですよね〜〜〜、これが。「一番恐ろしいのは自分の行動を理解していない蜂だ」「左腕を差し出したときからお前のような奴が一番恐ろしいと思っていた」ダナトリアの言う"蜂"はフローのことだと思うんだけど。ダナトリアはたたらの島で試し斬りをしたときからフローのことを「恐ろしい」と思っていたわけで、いつその心がフローに傾いたんだろう? 敵わないと思ったのか、それともフローのまっすぐな心になにかを動かされたのか。いろいろな人の考察を見ていたら余計にわからなくなった(笑)

リューン一族が襲撃された理由

そもそもの元凶である新月戦争が起きたきっかけがわからない。一つ思いつくのは、ダナトリア(カダ王国)は滅びの剣を鎮めるリューンの"声"の存在を知っていたのかもしれないということ。自国が最強であるために邪魔なものは消すために、リューンの血を絶やそうとしたのかな〜なんて。

ダイは弔いの旅から帰ってくるのか? 

滅びの剣のせいだとしても、家族や里の仲間を殺したダイを許せるんだろうか。アリーシャが子供を産んだことで、ルトフの里にはまた"調和の3"が戻ってきたことになる。個人的にはダイの居場所はもしかしたらないのかもしれないと思っていて、すごく胸が苦しい。

・"調和の3"とはなんだったのか?

個人的には先述の「救うもの」「救われるもの」の"2"が印象的でした。だから本当に"3"が"調和の3"だったのかを疑ってる。そもそも滅びの剣はフロー、ダイ、エルカの"3"人が呪文を唱えたことで復活を果たした。それは調和どころかむしろ世界の不調和を生んでいる。ダイス先生が長い時間をかけてルトフの里に"調和の3"という概念を刷り込んできたのだとしたら? なんだかこの滅びの剣の復活は偶然ではなかったように思えてしまう。

 

演出

物語や演技や歌もさることながら、舞台の使い方が興味深かったーーー! 暗転させないで場面転換させる工夫とか、映像を映して背景を変えたり、見せ方をそれらしくするとか!そういえば昨年観劇した『薔薇と白鳥』も盆をクルクル回すっていうおもしろい使い方してたなぁ。

たたらの島の虹

たたらの島の雨が止み、虹が降りてくる場面。七色の光は舞台を照らすのではなく、舞台上の照明器具から会場に降り注ぐんだよね。2階席から見ると、とっっってもきれいだった。あの世界とこちら側が曖昧になった瞬間。

オビオテ族のことば

オビオテ族は、独自のオビオテ語を話すので、その訳が舞台後ろのスクリーンに表示される! すごい!これを見て思い出したのが、オペラ。先日初めてオペラを観に行ったんだけど、もちろん外国語。舞台袖に置いてある縦長の電光掲示板のようなところに字幕が表示されてた。それを見たときに「オビオテ族!!!」って思ったのは、あの会場で100%わたしだけだったと思う。

黒い獣とダイ

黒い獣とダイが対峙している場面、舞台手前にもスクリーンが降りてきていて、向こう側がうっすら見えるようになってた。あの空間は現実ではないというか、心の中の葛藤を描いていたように思う。歌詞や影が手前に映されてるんだけど、

ここに映る大橋くんの横顔がめちゃくちゃ美しい……。

普段から大橋くんの横顔はきれいだと思ってるんだど、影になったときのシンプルな美の暴力がすごい。

 

最後に

パンフレットに載っている舞台で歌われていた歌の歌詞を読むとまた思うところはたくさんあるんだけど、あまりに壮大な想像の旅になるので一度ここで文章は締めることにする。

わたしはすごいものを観てしまった。この舞台を観たときの感情はひとことでは表せない。しばらく「なにを観たのか」と呆然としてしまうほど、壮大でショッキングで心が震える時間だった。テーマ、歌、物語の奥深さ、丈橋というダイとフローのように対照的なシンメが演じるエモーショナルさ、様々な要因が絡み合ってリューンは忘れられない舞台となった。

 

ちなみにわたしがここまで深く考えられたのは初演時から見てきた方々の膨大な考察があったからであり、楽曲を再現している方や譜面に落としている方もいらっしゃるほどこの舞台が愛されていたからである。

ジャニーズはなぜ美しいのか?

美談として残したいわけでもなんでもなく、ただ自分が思ったことを忘れないでいたいから書きます。

NEWSをすきになるまで、わたしはジャニオタどころかむしろアンチジャニーズだった。「顔がいいだけで、演技が上手くないのにドラマに出るし、歌番組は口パクだし」そんなことを思っていた自分に言いたい。

 

ジャニーズは顔がいいだけではない。

知りもしないのに勝手に評価しないでほしい。

 

当時の自分が若かったということもあるけど、それにしても知りもしないのに「嫌い」「おもしろくない」などというのはダサいと最近つくづく思う。何も知らないのに説得力を持って何かを語れるわけがない。

ジャニーズ事務所の社長であるジャニーさんの訃報を受けてから、彼らの親であり、眩しくて目がくらむほどのエンターテイメントを見せてくれたプロデューサーの不在を悲しみ、また同時にわたしがジャニーズの何を愛しているのか、皮肉にもしみじみと感じてしまった。

 

ジャニーズは美しい。

 

それがわたしが彼らに魅せられる理由なのだと。そしてジャニーズが美しい理由は「ジャニーさんが子供たちの純粋な心に水をあげ続けたから」なんじゃないかなと思う。大人になったら忘れてしまうような"子供の頃の「たのしい」「上手くなりたい」というピュアな感情"が彼らの中にはそのまま存在しているようにわたしには見えている。それはジャニーさんが彼らの気持ちを否定せず、伸ばしてきたからだろうな。そんな純度100%のパフォーマンスだから、わたしは彼らのステージを見て心が震える。

「YOU〇〇だよ」

オーディション会場、舞台の袖、リハーサル中、ご飯を食べに行った夜、ジャニーさんはそう言って彼らを褒めてきたという話はよく聞く。でも知らなかった、各々がジャニーさんにかけてもらったそのことばがどれだけ大きく、どれだけその人を形成しているものなのかということを。タイミングはまちまちであれ、自信のない少年たちの背中を押してくれ、デビュー後は厳しいことばもかけ、本当の親のような存在だったのだと。これまで詳しく知ることのなかったジャニーさんと彼らの絆を目の当たりにし、その場所が追悼コメントということのせつなさに打ちひしがれ、昨日から今日にかけて、ただその光景をボーッ見ていることしかできなかった。

 

ジャニーさんが愛を持って育ててきたからこそ、ジャニーズの魂は美しい。そんな彼らが見せてくれる景色だからこそ、美しいんだと気付いて、なんだかハッとした。これからもジャニーさんの魂はステージ上にいるんだと、彼らが見せてくれる美しい景色を見るたびに思い出すんだと思う。同じ時代に生きることができて幸せです。

大橋くんを気になり始めてからJr.情報局に入局するまでの記録

タイトル通り、今年の春先大橋くんのことが気になり始めて、じわじわとなにわ男子を知り、丈橋の沼に沈み、そして昨日、

Jr.情報局に入局しました(パンパカパーーーン)

今までまっっったくと言っていいほどJr.の存在が目に入っていなかったNEWS担のわたしが「少年たちに行きたい…… 行かねば夏を越せない……」という気持ちからJr.情報局に入局するまで、後から自分で見返したいのもあるのでこうしてブログを認めることにする。

 

1.「大橋和也くん?もしかしてこの子、歌が上手い?」

わたしはそもそも関ジュのことを知らなかった。SixTONESやトラジャなど一部のJr.は友人にあれやこれや見せてもらったことがあり、WESTのDVDもいくつか見たことがあったけど、関ジュの中になにわ男子というグループができたこともうっすらと聞いたことがある程度で、西畑くんとみっちー以外の5人の顔はパッと思いつかなかった。(今考えるとやはりドラマの影響はすごい)

そんなわたしの元にフォロワーさんがRTしていた大橋くんやあすかなの動画が現れる!「顔がかわいい」「ポジティブな考え方が好感」「自然と笑顔になってしまう」大橋くん(及び苺谷星空=苺ちゃん)という存在を認識し、ぼんやりと彼のことが気になり始めた頃、SHOWROOM(https://www.showroom-live.com/ichigoyakanata)では「#苺ちゃんのお歌発表会」(苺ちゃんがリクエストに答えて歌う会)というものが開催された。

〜曲目〜

366日(HY)

ハナミズキ(一青窈)

はじめてのチュウ(あんしんパパ)

元気を出して(竹内まりや)

メリクリ(BoA)

愛唄(GReeeeN)

Story(AI)

だる(あすかなオリジナル) 

「えっ………… めちゃくちゃ歌が上手い………… 」

そう、大橋くんはめちゃくちゃ歌が上手かった。ただ上手いというだけでなく、わたしのすきな、いわゆるざらざら(ことばでは説明しにくい)とした、耳に残る声。かわいさ全開だったり、元気いっぱいだったり、せつなかったり、セクシーだったり、表現力もすごい。顔はかわいいけど話し声はハスキー、歌を歌い始めれば高いキーまで地声で出せる、美しく伸びるハイトーンボイスの持ち主。どこかで聴いてみてください、大橋くんの歌!

※6/5追記

#あすかなまとめ で公開されたのでぜひーーー!!!

【あすかなまとめSP】星空のお歌発表会〜飛鳥画伯の展覧会 - YouTube

 

2.出会ってしまった、丈橋が歌い踊る「Give me…」

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2018年9月の少プレで国民の元カレこと北山くんのソロ曲「Give me…」を、大橋くんとそのシンメの丈くんが披露したらしい。見てみる。(ちなみにここでほぼ初めて丈くんのことを見て、見た目と自分の魅せ方を分かってそうだなぁというポイントだけで勝手にクールでナルシストな人だと勘違いする) 

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「大橋くん、いつも笑顔でニコニコで明るいけど、こんなにせつない顔できるんだ……」ギャップに気を取られてると「感じた温もりさえ僕のものじゃないとけて消えてく」の声にハートがかっさらわれる。かと思えば、「Cause what you don't know」以降丈くんパートの裏で踊る大橋くんのダンスに目を奪われる。あれ…… 大橋くんってもしかして……

そう、ダンスも上手かった。

2回目の「Cause what you don't know」のリズムの取り方、しなやかかと思えばダイナミックな動きに目をとらわれていた。そこの動きがほんっっっとに、なぜかわからないけどとってもすき。どこかで見てください、大橋くんのダンス!

そしてトドメの「何度も何度も夢で抱きしめた」。わたしはもう後戻りできないことを薄々と感じたのである。これが起爆剤であることは間違いない。

わたしは丈橋の「Give me…」出の大橋くん推しです!(ドーン)

 

このあと「Midnight devil」の「狂わせる赤い月が」橋くんを見て、さらに狂う。かわいいだけじゃなくて、男らしくてセクシーえっちな予感がする。

 

3.「はじめまして、関西ジャニーズJr.です!」RIDE ON TIMEを見て、彼らの覚悟を知る

大橋くんのことが頭から離れなくなってきた頃、ROTのNEWS回の次が関ジュ回だったことをふと思い出した。(今でもFODで見れるよ!!!) 4回に渡り関ジュがクリスマス公演やあけおめ公演に向けて準備をする姿や、なにわ男子が関ジャニのライブでオリジナル曲を披露する舞台裏などに密着するという内容。関ジュは学校みたいというか、先輩後輩の上下関係はあるけど家族みたいに仲が良い、そんな印象を受けた。

印象に残ったシーンはいくつもあるけど、特に#3は印象的でした。クリスマス公演、公演のOPとして1人で舞台の真ん中に立ち、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」をアカペラで披露するのが大橋くん! 最後の高音を歌い切ると幕が開き、公演がスタートするという超大役、大倉くんが「お前の歌は武器になる」と大橋くんのハイトーンボイスに目をつけたことがきっかけで務めることとなる。(先見の明……!)

クリスマス公演当日。公演後初日ということもありみんな浮かない顔をしてはけてくる中、大橋くんは舞台裏で西畑くんに「僕のせいやな」と言う。練習では出せていたその音、初日公演では1オクターブ下がっていた。その背中を見て胸がギューッとする。

その後大橋くんがボイトレをしている様子にも密着。「外に音がどう聞こえてるかわからない」「RECしたときの音を聞いたら、すごい下手くそやなーって」ここで初めて気がついたこと、大橋くんは自分に自信がないのかもしれない。それまでそんなことは感じなかった。どうやら歌は元々上手かったわけではなく、下手だった自分が嫌だったから練習して練習して今があるという話。自信のなさや努力の跡を見せない、わたしのすきな"アイドル"だなぁって思った。「(チャンスは)たぶん1回しかないと思う」「がんばるしかないっすね」と笑う大橋くんを見て、また胸がギューッとした。デビューに対してJr.はこんな気持ちを持ってるんだということも、今まで知らなかっただけに。

そしてその公演の期間中、西畑くんと丈くん(と大橋くん?)はなにわ男子の年下組に対して「気が緩んでるのではないか」と感じていたよう。メンバーを集めてグループの意義を問いかけるあのシーン、もしかしたら賛否両論があるのかもしれない。けど、わたしはいいなぁ、未来は明るいって思った。本気でぶつかれること、「ありがたい」とそれを受け入れられること、それってグループとしての強みなんじゃないかな。そして部屋から出た大橋くんは「どう変わるかですよね あの子たちもやし、俺らも」と言った。サラッとなにも考えずにそう言える大橋くんが眩しかった。「俺らも」。わたしはそれがグループで活動するおもしろさであり、強みなんだなぁって思った。ひとりじゃ見られない景色を、個々が少しずつ形を変えながら強く結びつくことで見ることができる。アイドルに限らず、バンドやお笑いコンビにしても、そういう瞬間瞬間が存在することが奇跡みたいなことだと思う。

大泣きしたのは#4。なにわ男子だけでなく、関ジュの関係もすてきで、人間臭いのにキラキラしていて。道が分かれても、ここにいるみんなが幸せであってほしいなって思った!

個人的に刺さったのは、丈くんが就活をしていたこと。

 

4.「オオハシカズヤ オオハシカズヤ オオハシカズヤ」

呪文ではなく、ジャニショのレシートです。

令和初日、わたしは名古屋のジャニショに行った。そこでNEWSのコーナーを後にしたあとにわたしが向かったのは、関ジュ・なにわ男子のコーナーである。いつのまにか「1」が増えていき、まぁまぁな枚数になったことを白状する。この日、ついにわたしは大橋くんにお金を落とす。

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大量のうりぼーを抱える大橋くん、なんてかわいいの!!! けしからん!!!

  

5.「丈橋」沼に引きずり込まれる

Do you know 丈橋?

I know 丈橋!

丈橋とは、大橋和也くんと藤原丈一郎くんのシンメのことです。

丈橋については日々アップデートされる情報に翻弄され息絶え絶えなので、またの機会に書こうと思う。NEWS担にわかりやすく伝えると、一見テゴマスなのにコヤシゲ要素もあるパンドラの箱みたいなもんです。(震) シゲの「小山さんはさぁ〜」と丈くんの「大橋なんてね、あれですよ」はほぼ同義。

すきなシンメはテゴマス・藤北。彼らとはまた少し形が違うけど、丈橋は二人で前を向いて闘っていく、わたしがだいすきなシンメです。

ダンスも歌声もまるで違う、かわいい顔でバチバチに踊る大橋くんと、カッコいい顔で甘い声で歌う丈くん、それぞれのギャップも凄まじい。

丈橋のエピソード(特に昨年のリューンの頃なんか)はどれも人間臭くて、弱さを見せながらも進んでいける強さが愛しくて、カッコよくて、いろいろな方のブログや過去の雑誌・最近の雑誌のインタビューを読んでたまらなくなってる。すきな話をいくつか。 

 

・「僕が持ってないものを持っているのが大橋ですね」(STAGE navi vol.19)

びっくりした。丈くんが大橋くんに対してそんなことを思ってるなんて。でもわかるというか、太陽みたいな大橋くん、敵わないなぁって思うことがわたしにもある。(闘ってるわけじゃないけど!) これを隣にいる相手に対して素直に思える丈くんも真っ直ぐな人なんだなぁと思った。

・「(大橋和也は…)同じ景色見てきてまた同じ景色見ていく人」(月刊ザ・テレビジョン 2019年1月号)

えっっっ……………………………

これがしんどくないオタクはたぶんいない。しんどい。めちゃくちゃしんどい。しんどい。なにわ男子に選ばれる前からも近くで切磋琢磨し合い、昨年は舞台でW主演、そして今はなにわ男子の両端に立ちながら、連日配信されるバーチャルアイドルあすかなの中の人をしつつ、明日からまた2人で舞台に立つ。「同じ景色を見てきた」2人。それを今後も確信のように「同じ景色を見ていく人」なんて言える丈くんは、誰よりも丈橋に無限の可能性を感じてるんだと思ったりする。そして丈くんは意外とロマンチストなのかもしれないと思ってキュンとした。ちなみに大橋くんから見た丈くんは「隣におる人」

・「丈くんはおもしろいし、トークもうまくていいなぁって思うけど、めっちゃ考え込むから心配にもなる。ボクは考え過ぎると頭がパンクするし、一緒になって考え込んでたら周りから心配されるから、丈くんの隣で笑ってたいなって思ってるねん。」(WiNK UP 2018年12月号)

昨年のリューンでプレッシャーに押しつぶされそうになったり、体重が6〜7kg落ちた丈くん。その隣で笑ってる大橋くんはこう思ってたんだなぁって、後追いで知っても胸が熱くなる。一見しっかりしてる丈くんが大橋くんを支えてるシンメに見えるけど、見えないところではちゃんと丈くんも寄りかかれてるんだなぁって。全部を分かって受け入れている大橋くんの器の大きさに驚かされた。

・「丈くんの楽屋とかはホンマ汚い!だから僕が掃除するんやけど、片付けたら片付けたで怒るし。帰り際も、カバンに荷物を詰めなアカンのに何もやってなくて、俺が全部詰めてあげて、それを普通に背負って帰ってるし。」(TVガイド 2019年6.7号)

????????????

 

パニックになってきたところでやめておこう。書いてるわたしもパニック。21歳の大橋くん(167cm・B型・Jr.歴10年)23歳の丈くん(168cm・B型・Jr.歴15年)、It's 丈橋!

 

5.「少年たち」を見たい

5月25・26日、さいたまスーパーアリーナにて「ジャニーズIsLAND Festival」が開催された。見ました。

「愛しただけ」をあんなにきれいに、あの声量で出せるジャニーズは少ないと思う。上手いだけじゃなくて表現力もあって、聴いてるだけでせつなくなった。大橋くんの歌をもっともっと聴きたいなぁ。

最後に発表された中に、なにわ男子(他)出演の「少年たち」。行かないという選択肢は思いつかなかった。

そして「少年たち」の申込み期間になり、慌てて、そしてめでたく、Jr.情報局に入局したわけでした。

 

……と、このブログを書き上げる途中で事件は起きる。リューン初日の当日券が取れました。明日は初めて生で大橋くんと丈くんを拝んできます。緊張とたのしみで爆発しそう!

雨降る月夜に妖狐が踊る「I・ZA・NA・I・ZU・KI」

WORLDISTAで披露された「I・ZA・NA・I・ZU・KI」はこの曲の新解釈だった。

 

QUARTETTOの「I・ZA・NA・I・ZU・KI」

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4人になって初めて披露されたのが美しい恋にするよ、2回目に披露されたのがQUARTETTOだった。(ブログの下書きにはちゃんとQUARTETTOって書いてあった)(笑)DVDでしか見てないけれど、QUARTETTOでは「I・ZA・NA・I・ZU・KI」という曲の概念が視覚化され、曲と同じくらい衣装の美しさが記憶に残っている。月から見えたり、隠れたりする様、「暗闇の中白く溶ける」様をあんな風に表現することができるなんて、誰が思いつく? 幻想的なあのときの演出が最高にすきだった!

 

WORLDISTAの「I・ZA・NA・I・ZU・KI」
そして迎えたWORLDISTA。個人的初日は北海道2日目でした。例のごとくセトリは見ていなかったので、その瞬間はあまりにも不意に訪れ、暗闇の中で頭を殴られたような感覚だった。まさか今回のツアーで聴けるとは思いもしなかった「I・ZA・NA・I・ZU・KI」のイントロが流れ始めた。

ダムは決壊する。この曲、本当にすきなんですよ。

 

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舞台は雨降る月夜。増田さんがワンフレーズ歌って水をはねさせる(このときの水と尻尾の軌跡がまた…… 美しいんだ……)と、それが起爆剤になったかのようにメンステと花道のつなぎ目に雨が降り注ぎ、水の壁が現れる。(この流れ落ち始めるタイミングが最高なんだわ、また!)  水はそこから花道を流れセンステへと流れ込む。「水が流れている?」始めは目を疑った。水の流れをプロジェクションマッピングみたいに映してるのかと思ったけどそうじゃない。光の反射、跳ねるしぶき、あれは本物の水だ。水の上に4人は現れた。狐のような尻尾を携えたあの衣装を纏って。前回と全く違う演出。4人になる前の曲だけど、こんなに伸び代があったとは……、脱帽。今回は「I・ZA・NA・I・ZU・KI」という曲から連想される物語がそのまま演出によって表現されたように思う。


そもそも「I・ZA・NA・I・ZU・KI」、英詞が混ざるものの、わたしは圧倒的"和"のイメージを持っていた。「誘い」っていう日本語、きれいだよなぁ。イザナイからイザナミノミコトが浮かんだり、メロディも日本的、「真夏の静寂 刹那に 夜に響く」から始まる日本語が美しい曲であることが和を感じる理由なのかなと思ってる。「今宵」なんかもね。英語だとTonightとしか表現できないと思うんだけど、"今宵"から漂う美しさとか儚さは伝わってこなくて。(単純に「今日飲みに行こうよ!」と同じTonight)「夜」「晩」ではなく「宵」じゃないとっていうのはなんとなく日本語でしか表現できないニュアンスな気がする。同じ景色に対して表現の方法がたくさんあるっていうのは日本語のすてきなところ。古典を読むとそういう些細な温度や色の違いがことばにされていて、それと同じような感覚で「I・ZA・NA・I・ZU・KI」を聴いてる。

(※ツリーの中の「WHITE」は間違いで、正しくは「QUARTETTO」)

この曲は、出会ったことすら許されないような2人の悲恋の曲だと思ってる。わかりやすく言えば身分違いだとか、敵対する家同士だとか。(古典っぽいね!) あとは今回の衣装からインスピレーションを得て、人間と人間に化けていた狐だとか、そんな可能性もある。フルーツバスケットとか犬夜叉の世界ですね(伝わる人は同世代) まぁそれ以外にもいろいろな理由があっていっしょにいられないってことはあるよね。

ステージ上をチラチラと照らす月光のような照明。雨が降る中「Get Away」、逃げて、逃げて、逃げる。光る月に願いを託して。「幾千年」も月や自然は同じようにそこにあって。月の光が照らす夜だけ許されたような恋が何度も何度も散っていく様を、月だけは知ってるんだよね。願いを託される月はもちろん何もできないから、託された思いをそっとしまっておく。そういうのを何回も何回も繰り返してるんだと思うよ。

そんなような、なんとなく自分が思い描いていた情景がの前に現れて、曲が聴けた喜びと興奮となにやらで、もう息をするのも忘れるくらい感動した。

 

わたしの中でこの曲は新しい息をし始めて、またひとつすきになってしまったわけでした。

 

 

DIAMONDの「I・ZA・NA・I・ZU・KI」

これはおまけなんだけど、気になっていろいろ見てたら気がついたこと。衣装が赤いのとモニターに月が現れるのはDIAMONDと同じなんだよなぁ。偶然?

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2018年は増田貴久革命元年だった

2018年は増田さんジャニーズ事務所入所20周年であり、そして……

増田貴久革命元年であったと、(超個人的に)(誠に勝手に)思います。

昨年1年、増田さんが何年もかけて蒔いてきた種はたくさんのきれいな花になりました。その瞬間を目撃できたこと、も~~~この上なく!!!幸せです!!!

(年の瀬に書き終わらなかったので)2019年も始まったタイミングではありますが、「服」を愛し、「歌」を変化させ、「肌」で魅せた、未来永劫忘れられない2018年を振り返ろうと思います。

 

「服」

昨年、増田さんが携わったNEVERLANDの衣装は『装苑』で取り上げられるほど、異彩を放ちながら輝く服でした。あれから1年経ち、あの瞬間が違う形で帰ったきた。

そう、「NEVERLAND展」である。

なんと衣装が展示される機会が訪れた。

マ、マジ~~~~~!?!?!?!?!?シャンパン開ける~~~~~!?!?!?!?!?

「すきな人がすきなことで夢を叶えるということがこんなにうれしいことなのか!!!」と思った記憶があります。うれしいうれしい。

(ちなみに、ハズれてしまったので行けていない)

それでもうれしい。うち(ら)の増田さんストリーミング配信でいっしょに回ってくれたので!!!!!ね!!!!!魂がなんとか成仏しました!!!!!(生で質感とか温度とか近くで感じたかったけどね!!!泣いてません!!!泣いて…ません…)

服のことを話す増田さんは饒舌だよね。そして衣装を見つめる増田さんの目が、本当に愛しそうで!「この人は本当に服がすきなんだなぁ」って改めて思ったりした。解説を聞かないとわからないような細かいこだわりがあることを知れて、さらにうれしかったな~~~!次の夢、「NEWS展」の扉がまたどこかで開くのをたのしみにしてる~~~!

そしてそしてそして、『装苑』で連載だって~~~!?!?!?!?!?

とか言ってそもそも『装苑』を知ったのが増田さん経由な者ですが(小声)、それがどれだけすごいことなのかはなんとなくわかります。服への愛が溢れた雑誌。これもまた増田さんがうれしかっただろうなと思ったらうれしい。毎号増田さんが服について語るのを見ることができてうれしい。知らなかった服の世界を知ることができてうれしい。「どれだけうれしいの!?」ってくらい毎回「うれしいなぁ」と思いながら読んでます。テキストを通して増田さんの価値観を知れるのもたのしみのひとつです。自分の言語を制限せずに伸び伸びと語る増田さんをこれからも見ていたいなぁ。

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自分のすきなことで認められることが1番うれしいって、わたしも知ってます。だから増田さんの服に対する愛がこういう形で返ってきてうれしい。こうして強みを自分の武器する姿はカッコよくて憧れる~~~!

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(我が家の中で最も神聖な場所)

 

「歌」

元々表現力がある増田さんの歌が、大きな変化を遂げた年だった気がします。

まずわたしとして避けて通れないのが、EPCOTIAに収録された「Thunder」。

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いまだかつてない衝撃を受けた。今でも初めて聴いたときの肝が冷えるような感覚を覚えている。一度聴いたあと、しばらく聴けなかったことも。 

増田さんはストーリーテラーだと思っていた。自分の感情を乗せて歌ういうよりは、歌を語る者として「いかに語るか」を意識していると。ところが、2017年の「U R not alone」を歌ったときにその印象が変わった。東京ドーム1日目に泣いて歌えなくなってしまって。あの瞬間、「この歌を歌っているのは増田さんなのかもしれない」と思ったんだよなぁ。

あのときと同じ。この曲が増田さんの気持ちを代弁しているとは思ってない。だけど、この曲に共鳴する感情が歌に乗っていることを感じたのもたしかだった。いつものまるい声じゃない。まるい気持ちじゃない。切実で、切実で、底知れぬエネルギーを放つこの曲を歌うと決めた増田さんは、なにかが変わったのかもしれないと思った。

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そして!!!2018年と言えばですよ!!!

主演舞台「Only you〜僕らのロミオ&ジュリエット〜」がありましたよねぇ~~~!!!

あの夏のことは一生忘れないなって思う~!!! すきな人の主演舞台が決まる瞬間に立ち会えて幸せだった〜!!!

春の「服」に関する活躍に続いて、夏は「歌」の増田貴久。アイドルになってからここまで地続きになっていて、今までの月日が増田さんをここに連れてきたんだと思った。そうそう、彼は2018年でジャニーズ事務所に入所して20周年、20周年です。それだけ人生を捧げてきた時間がこうして次へ次へ繋がっていくことは、彼が一歩一歩歩いてきた証のようでうれしい。

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そしてこの舞台以降、明らかに歌が変化した。(とわたしは勝手に思っている)

これまで増田さんの歌は曲に忠実だった。「この曲をどう届けるか」を考えて歌う人。「その歌を自分自身がどの立場で歌っているのかを考えます。」(person vol.71 p.31)と話していたり、他の雑誌で「生きろ」もそういう意識だったと話していた気がする。意識的に自分を歌に憑依させることはあまりなかったと思うんだけど、歌を自分に寄せる、みたいなことをするようになったように見えるようになって。

それは舞台の上で先輩や後輩の歌をロミオ自身のものにして歌ったことが起因しているんじゃないか、そう思っています。ロミオの気持ちを代弁する手立てとして歌を歌うわけなので、どうしても曲を自分に寄せることになる。自分じゃない誰かを通して歌うことで、そういう新しい感覚を身に着けたのかもしれない。

増田さん自身の感情が歌に溶け出しているというか。今まで乖離していた「自分」と「歌」が融和していくというか。たのしみでたまらない。もっといろいろな歌を歌う姿が見たい。これからもっと進化すると思うんですよねぇ。

 

「肌」

mina』『装苑』『Mgirl』やってくれました。やってくれましたね。ハッハッハ。

我らが増田さん、過去に『美的』で脱いだことが大事件になるくらい、そう簡単に脱がないことに定評がある。その増田さんが、ですよ。脱ぐまたは肌を感じる姿で3誌の誌面に現れたわけです。

事件の匂いがします(名探偵顔)

装苑』ではボディペインティング、『Mgirl』では「ベールを脱いだ増田貴久」。この2誌に関しては、作品を表現する中で「肌」を使うという。オタク特有の想像力のたくましさで「これはきっと…」みたいな考察合戦が繰り広げられたのが懐かしい。また新しい増田さんを見たなぁ。

とはいえ、作品の中に留まっていたからか、そこにいる増田さんはこっちを見てないからか、煩悩まみれにはならなかったぜ!理性の勝利!「なんていいからだなんだろう」とは思いましたけどね!何度も言うけど、あの顔にあのからだが付いてるというバランスが神の生んだ罪。そのアンバランスさが人を狂わせると思うんですわ〜〜〜!!! 質感がリアルだしね。30代男性。

個人的に一番きたのは…… えぇ、『mina』です……(白状)これは視線に熱があるんだもん〜〜〜(主観)誌面越しにドキドキした。1番肌が見えてる面積が狭いのに(というか別に脱いでない)しんどい。しんどい。顔がしんどい。あとこれを企画したのが本人っていうのもまるっとしんどい。第一言語が「しんどい」になるくらいしんどい。

とまぁしんどい話は置いておき、ここでなにが言いたいかって、「増田さん、肌見せへの抵抗減ってない?」という話。EPCOTIAの中でもThunderを歌う衣装とか、味スタでの15周年ライブとか、脇ガン開きの衣装を着ててたまげたのよ。「えっ!?肌!?」ってなったもんな(それくらい増田さんの肌には希少性がある)それって、こう、表現のリミッターを外したり、今まで許さなかったことを許したり、そういう変化だと感じます。ちなみにこれが2018年の増田さんの中で1番変わったところだと思ってる。

 

3つのキーワードで2018年の増田さんを振り返ってみた! 本人も「今までで1番忙しかった」と言ってたように、本当にたくさん活躍されてきた年だというのが目に見えてわかる。PON!のレギュラーになったことも忘れられないし、番宣がなくてもバラエティお呼ばれしたり、書ききれないほど。そして、それを経て増田さん自身がアップデートされてきたことも感じる。20周年の年にこの飛躍、まさに革命である。増田さんの2018年に立ち会えて、本当によかったなぁ〜。

2019年のご活躍とご発展も、引き続きお祈りしております!!!

宇宙を因数分解して宇宙になる〜NEWS DOME TOUR 2018-2019 EPCOTIA -ENCORE-〜

あけましておめでとうございます!!!
そして宇宙旅行からただいま!!!おかえり!!!

 

EPCOTIAアンコール公演、無事終了しました。4日間という短い期間だったので、「わーーーい!始まった!」から「もう終わっちゃう…さみしい…」まで、ジェットコースターのような速度。感想が浮かんでは消え、浮かんでは消え、4つの星が光り輝く宇宙が恋しくなる、そんな日常です。思い出はポロポロとツイッターにこぼしているけど、まとめるのには時間がかかりそうなので、また機会があれば。 

 

EPCOTIA-ENCORE-は「(EPCOTIAを)因数分解して作り直しています」と、personでシゲが話していた。どういう意味だろう? 実際に公演に入ってみると、EPCOTIAのエッセンスは残りつつ、どこか違う世界。それもそのはず、2018年に目指したケプラー星ではなく、今回はまったく別の宇宙の旅だった。

因数分解の謎を解き明かすべく、15周年を彩った3つのコンサートのセトリを並べてみたら、ちょっと面白い。

 

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黄色=EPCOTIAでセトリ入りしていた曲
=Strawberryでセトリ入りしていた曲
=EPCOTIA・Strawberry共通曲
オレンジ=EPCOTIA-ENCORE-初登場曲
※変更のあった曲もあるけど、それぞれの最終日のセトリにしています(ゆえに手越ソロは「茜空」)
※自分の記憶・ネットで見かけたいくつかのセトリを元に作成しているので、違うところがあったらご愛嬌!

 

EPCOTIA-ENCORE-、なんと見事なEPCOTIAとStrawberryのハイブリット公演!!!

体感よりStrawberryの曲が多くて驚いた!!! 去年のアンコール公演という意味だけではなく、15周年ライブのことも思い出させてくれる選曲になっていたっていう!(Oh… なんと粋な…)

ただ、宇宙への入口がEPCOTIA、出口がHAPPY ENDINGというのはEPCOTIAと同じなんだな〜。

前半はEPCOTIAの流れの中に、Stand Upが入ることでほのかに苺の香りがする。ここね!演出がまたうまいな〜と思って!転んじゃった宇宙人たちを立ち上がらせるための掛け声が「Stand up!」なんだよ〜〜〜! Strawberryの曲が違和感なく宇宙に溶け込んでいるわけだ〜〜〜!

また、外周の前の核となる中盤は宇宙要素の強い並びになっている。これがまた「EPCOTIAだ…!」と思わせてくれる所以だと思う。  

 

・1曲目がEPCOTIA、本編最後がHAPPY ENDING、最後の最後の曲がBLUE
これがね〜〜〜 EPCOTIAなんだ〜〜〜。EPCOTIAで始まり、HAPPY ENDINGで終わるっていうのは、やっぱり印象的だった!そしてStrawberryのOP曲がBLUEだったのから一転、今回はED曲という面白さ。あの地球に帰ってからBLUEっていうのがめっっっちゃくちゃすきでした!


・共通の曲はU R not alone・紅く燃ゆる太陽・チャンカパーナ・JUMP AROUND・LPS・NYARO・EMMA・4+FUN

定番曲となってきた曲の中にJUMP AROUNDが入っていてうれしい〜〜〜!そして紅く燃ゆる〜以外は4人になってからの曲。


・SHOCK MEから時空の歪みゾーンまで、LVE以外Strawberryの曲で構成されている

ほ〜〜〜う。そういえば、Anniversary星(苺だった!かわいかった!)とか、惑星フェスティバルにたどり着いたのはこのあたりでしたね……? なるほど、なるほど。「惑星間を旅する」ので、Strawberryの曲が組み込まれていても宇宙旅行の世界観は崩れないっていうのが天才。


・エモい曲(エンドレス・サマー・Share・フルスイング・さくらガール)が減った
振り返ってみると、今って幸せだったEPCOTIAツアーの後の感覚に似ている。ちょっとこれが関係してる? U R not aloneが3曲目ということもあり、泣かせるセトリじゃなかったなぁって思う。(ただそれでも泣く。なんなら始まる前から泣いてた)


・ソロ曲が4曲連続なのは初めて(!)

ウッホーーー!!!そう!初めて!時空のゆがみ演出のため集約されている。機長が「時空の歪みが発生しました。各自で対応してください」って言ったとき、「うわーーー!!!」ってなった!!! ソロの時空が歪むのかーーーって!!! 個人的に増田さんはもうThunderを歌わないと思っていたので、ソロ曲が過去の曲になることは予測してたんだけど、まさかこういう演出になるとは! それにしても、選曲にはそれぞれの個性が出ていてよかったなぁ。カカオは「30歳を過ぎて歌うことを想定してた?」ってくらい今のシゲが歌うのがハマってたし、DANCIN'☆ TO MEはわたしのすきなチャラ小山さんで、Jr.との絡みが微笑ましかったし、4日バラバラだったてごちゃんは彼のパフォーマンスの良さをあますところなく魅せてくれた!増田さんが「ずっと一緒さ」を選んだのは、今歌うのが本当にたのしいんだなぁって思った。息をするのも忘れて聴いてました。


・UFO→メガロマニア→BLACKHOLEという流れが圧倒的に宇宙

もう宇宙に次ぐ宇宙。非常に宇宙。前回なんでこの曲を並べなかったんだろうってくらい、宇宙。 

 

・メドレーは15thとほぼ同じ

「味スタの外周を思い出すなぁ……」なんて思ってたけど、ドンピシャだった!これは狙いかどうかはわからないけど!味スタでもFighting Manを真ん前で観たなぁ〜〜〜!    

 

・新曲・ソロ以外の追加曲はTEPPENのみ
これ!意外だった〜!!!なんでTEPPENが追加されたのかがちょっと気になる。調べてみると、実はpacific・DIAMOND・LIVE! LIVE! LIVE!・10thでもやっているこの曲。それ以降はQUARTETTOでしかやってなかった。昔から歌われてた曲は他にもあるけど、TEPPENも東京ドームでよく歌われる。似合うよね。

 

 

ウッハーーー!!! すごい。因数分解ってこういうことだったのね。バラバラになったEPCOTIAの要素の合間にStrawberryの要素を散りばめる。そうして新しい宇宙が作られたのかなぁと思いました。面白い。短い期間だったのにすごいな〜!

EPCOTIAとstrawberryに行ってない人も楽しめるし、どっちにも行った人もたのしめる。セトリから見ても、そんなアンコール公演だったと思います!!!

 

NEWSといっしょに15周年イヤーを振り返る宇宙旅行、最高にたのしかったよーーー!!! ありがとうーーー!!!愛してるぜーーー!!!

あなたの声をまた聴かせてね

「喉の不調のより、大事をとり当面の間ライブスケジュールをキャンセルさせて頂くことになりました。」

その一文を見ただけで、背筋が凍った。目の前の串カツもレモンサワーも目に入らなくなるくらい、iPhoneの画面に目を奪われた。それは今日、わたしが世界で一番すきなバンドの公式アカウントから発信されたお知らせだった。


そのバンドのボーカルの歌声が、世界で一番すきだ。彼の声は"赦し"の声。悲しみと強さと優しさを兼ね備えた声。5年間の間に何度も何度も救われた声。

メンバーのことばから、きっと一番続けたかったのは本人なんだろうなということが感じられた。だからここまで歌ってきたんだね。だけど、そんな彼のことを彼以上に考えて、周りが決断した結果なんじゃないだろうか、そう思ったら、彼がそんな仲間に囲まれていてよかったなぁと心から思った。わたしが愛する100倍、200倍、それ以上にバンドのメンバーは彼の歌声を愛しているんだ。

「遅いよ」「ライブの本数が多いから心配だった」そういう声ももちろんあった。ただ、きっと今気づけたことが最善なのだ。まだ彼の声は失われていない。あのときも、そのときも、気づくことができないタイミングだった。そういうことってある。後から考えたらどうにでも言えるけど、わたしは今気づけたことが幸いだなぁと思う。全てが終わってからでは、取り返しがつかなかった。その瞬間を想像して、胸が苦しくなる。

過去に一度だけ、ライブ中に彼の声が出にくくなったときがあったのを思い出した。通算何十本もライブに行っていても、あのライブのことはよく覚えている。あの頃は、それでも次の日に遠くまで遠征をしてライブをしていた。それを考えれば、ライブを見送る決断をしたことがどれだけ大きな進歩なのかがわかる。目の前のことに必死になるのではなく、今後も続けていきたいという強い気持ちを感じるのだ。それがまた、ファンとしてはうれしくもあったりする。

実はの実は、今週末ライブに行く予定だった。たのしみにしていた分もちろん残念だ。だけどこうして思いを整理していると、わたしも一過性の悲しみから抜け出し、彼らと彼らの音楽とわたしたちリスナーの未来のためだと思えるようになった。わたしはまた、世界で一番すきな彼の声に"赦し"てほしいのだ。ライブハウスを照らす照明のようにわたしたちに光を落とす彼の声に、また出会いたいのだ。彼の声を合図に、拳を突き上げたいのだ。


なぜこんなに過敏になっているのかといえば、昨日は聡ちゃんの療養が発表されたことにも影響されている。自分が幸せをたくさんもらっている分、与えてくれる彼らにはもっともっと幸せで、健やかであってほしいと常々思っている。また元気になった姿でライブハウスに立ってくれたらうれしいです。そのときは最高のライブになるんでしょう。