宝箱

すきの定義は「心を動かされる」こと

あの雷は、きっと進化している証だ〜胸を打たれた「madoromi」と「Thunder」〜

愛に溢れた宇宙旅行の感想はポロポロ進んでいるんだけど、どうしても、どうしてもわたしの心を揺さぶった瞬間が頭から離れなくて。先にこの記事を書き上げようと思います。

 

 

 

 

少しだけ、勝手にこう思うことを許してほしい。


わたしがファンになってから、増田さんに対して不安になったことがない。なぜかと考えれば、たぶん増田さんという存在に安心ができたから。増田さん自身が安定して(いるように見せてくれて)いたし、増田さんがファンに与えてくれるものも安定していたと思ってる。

 

それが今年のアルバム発売から4月くらいまで、わたしはたまらなく不安になっていた。その頃は、文章に書き起こすのも困難なくらい複雑な感情を抱いていたんだけど、ツアーを終えて少し冷静になれたから、やっとことばにできそうです〜!

 

それは増田さんをすきになってから初めての感情で、戸惑って、静岡公演の中では増田さんのことしか考えられない時間が何度もあった。あんなにたのしくて幸せなコンサートだったのに。

 

なんでだろう?

 

これは明らかなことなんだけど、見えている増田さんや増田さんを取り巻く環境が大きく変わったわけじゃない。

 

熱愛が発覚するなんてこともなければ、あることないことを世間から言われているわけでもない。むしろ、ここ最近の増田さんの成長は著しい。装苑での連載、NEVERLAND展での衣装展示、PON!のレギュラー、そして舞台の主演!これまですきで続けてきたことが花を咲かせていて、2018年はすごく綺麗な景色を見せてもらってるよ〜!ありがとう〜!

だけど、どこかが変わっているのかもしれないと感じる瞬間がわたしの中で存在していて、そこから目が離せなかった。先に言っておくと、これは良い変化であり、「進化」だと思っているので、悲観しているわけじゃ〜ないのです。

 

そんなことを考えていたわたしが、ワクワクする気持ちと少し不穏な気持ちを抱えて行った静岡公演の、madoromiとThunderの話をします。その2曲にはひどく心を揺さぶられました。

 

madoromi

 

今になってもきちんと頭に残っている場面がいくつもあって、その1つが静岡公演でmadoromiを歌っている増田さんなんだけどね。曲については特に深く考えていなかったんだけど、あの日「これは彼らとわたしたちの歌だ」って思った。

 

あまりにも儚くて、初めて不安になった。なんだか…、消えてしまいそうで。

とは言っても、普段わたしは彼が消えてしまうだなんて1mmも思っていない。エゴだとしても、強く強く、彼がアイドルであることを信じている。それでも「グッバイ ah」と歌っているとき、「やだ」って思っちゃった。会場中のお客さんの心の隙間にまで届くような、霞のような声が、あなたの最後の声なのかもしれないなんて思っちゃった。「新しい世界」にはあなたはいないのねって思っちゃった。バカだよなぁ〜。そんなことないって信じていても、それでも揺らいでしまうような気持ちにさせられるような歌だった。

 

きっとそう思ったのは、不安定に見えたからなんですよね、彼自身が。そしてそう見えることによって、わたしが受け取る気持ちが不安定だった。今までだったらそんなことは思わなかったはずなのに。

 

静岡公演2日目昼公演の直前に起きたすばるくんの件を耳にした後、ひとりでmadoromiを聴いたら泣けてしまったよ。こういうことなのかって。

 

Thunder

 

そして彼のソロ曲「Thunder」のこと。

 

真っ暗な会場に雷の音が鳴り始めて、ピアノの音が降りてきたとき、からだが冷たくなって、呼吸が荒くなるのがわかった。初めて聴いたときから、その瞬間が怖くて、でも待ち遠しかった。

増田さんのソロ曲が始まると会場が理解し始めたときの緊張感は、なんだかちょっと異様だったように思う。あくまで主観にはなるけど、これまでの流れがピタッと止まって、会場の空気が少し変わったような気がした。ちょうどこの日はシゲのライナーノーツでThunderが語られた後一発目の公演。ライナーノーツを読んだ人もたくさんいるだろうし、あれを読んだら身構えてしまう人が多かったんじゃないかという想像がつくね。そうだよなぁ。でも増田さんはきっと、こうなることもわかっていたでしょう? シゲが「かっこいい曲」で終わらせるわけがないと知ってたでしょう? 

これまでの公演のことは一切わからないけど、あの公演に関しては増田さんの意図するように雷が落ちたと言えるのかもしれない。

ごくごくシンプルな衣装を着て、増田さんはたった1人でステージに立っていた。わたしがきちんと捉えられていなかったのか、ただステージが少し暗かったのかはわからないけど、表情はあんまり見えなかったな。

 

荒々しくて、強くて、眩しかった。
いつもとは違う顔でも、紛れもなく、わたしのだいすきな増田さんだった。 

 

あの瞬間は、わたしの解釈が合ってる合ってないは関係なく、限りなく増田さんだったように見えた。半袖のトップス1枚という生身に近い姿が余計にそう見せたのかもしれない。いつものように笑わない、その厳しい顔のせいかもしれない。いつもの艶々した声ではなく、丁寧に叩きつけるような低い声のせいかもしれない。
その姿を一瞬も見逃したくなくて、息をするのも忘れて、苦しかった。後で友達に少し心配されたけど、理由はうまく答えられなかったな。 「当たり前のように雨は上がるの?」で歌い終わって、照明が全て消えて、最後はバチっと火花が落ちる。その瞬間がとんでもなくせつなかったよ。あの光が消える瞬間が、「その時」を表現しているんだと思った。

わたしはあの日の増田さんをずっと覚えていたい。あの叫びを忘れたくない。きっと後から振り返っても、少し苦しくて眩しい記憶になってるんだろうな。

 

もしかしたらわたしは他の人より敏感になりすぎているのかもしれないし、本人が意図する以上に深読みしすぎているのかもしれない。だけど、わたしが無視するには尖りすぎていて、飲み込もうとするたびに傷が痛くて。

これまでの増田さんは"アイドル"を守って生きてきた"アイドル"だった。他の人がいろんな武器を身につけて強くなろうとしている間も、生身のままで笑ってた。武器があることは知っていただろうけど、それを選択しなかった。武器を持たない美しさを知っていたからなのか、武器を持ちたくなかったのか、そのへんはわからないけど、その姿がひどく眩しくてだいすき。

そんな彼が、この曲を歌うことは衝撃的だった。内容ももちろんなんだけど、姿を明かしたことへの衝撃が強くて。一瞬何が起きたのわからなかった。和訳をしているとき、「見ていいの?」なんて思ったりした。でも、もしかしてこれは、なにかが彼の中で変化していることを見せてくれているのかもしれないって思ったら、なんだかすっとしたのよ〜!初めは得体の知れない雷を怖いと思っていたけれど、そう考えたらむしろなんだか強い気持ちになれた。これまでの増田さんは、そういう部分をひた隠しにしていた印象があったから。なにかあったんだろうかと勝手に心配にもなったけど、きっとそういう杞憂も必要ないんでしょう、きっと!

 

 

 

 

madoromiとThunderが歌われている最中はとんでもなく胸が苦しくて、「いなくならないで」と願いながら顔を歪めてしまった。あの時間は、わたしが増田さんをすきになってから一番必死な瞬間だったな〜、うんうん。

 

あとは、しいてあげるなら小山さん、手越さんとの距離感が近いことも変わりゆくなにかの影響なのかなぁと思います。コヤマス、テゴマス、ここ最近のツアーやラジオで距離感の近さを感じてるのはわたしだけじゃないはず……!これは感覚の話にはなるんだけど、やっぱり話題になることは多いなぁと思っていて。それもこれも、なんだか彼が「こうあるべき」みたいなところを「そうでなくてもいいのかもなぁ」と思い始めていることが起因しているんじゃないかと思う(推測ですよ!)。

手越さん相手だからって我慢しなくてもいいし(個人的に、増田さんは手越さんに頼りすぎないようにしているように見える。手越さんは誰よりも早く増田さんの言いたいことがわかるし、フォローもしてくれる、そしていつも肯定してくれる。だからこそ、ベッタリできないのかなぁって。)、小山さんには素直に自分のままでいいんだと、甘えていいんだと。ツイッターでも話していますが、コヤマスはナチュラルです!ヒュ~!

 

"許す"というのは難しいことで、それが自分に対してだと余計にそうだと思う。「こうだったら楽なのかもしれない」と思っても、許したくないこともある。それは人から見たらどうしようもないことでも、自分にとっては大切なことだったりする。楽、楽じゃないという次元の話ではなく、「自分が自分でいられるかとどうか」という話。

 

 

 


増田さんは葛藤している中でもなにかを許せるようにもなってきていて、今まさに強くなってるんだと。進化をしている真っ最中なのだと。だから不安定に見えたのかもしれない。だからわたしも不安定だったのかもしてない。この気持ちは人間をすきである以上、どうしてもつきまとうよね。増田さん、自分が自分でいるために戦ってくれて、ありがとう。自分が生きやすいように生きれるようにもがいてほしい!わたしはその過程も見ていたい!

 

特に4月、「ありがとう」と何度も繰り返すあなたはやっぱり少し不安定に見えた。その重みに「どうやってこの人に感謝の気持ちを伝えたらいいんだろう」って、届かないもどかしさに苛まれたりもした(その結果、柄にもなくうちわを作ったりした)。

だけどきっとそれは、変化する中でも感謝の気持ちを忘れないようにしていることからの「ありがとう」なのかなぁって。

 

そんな増田さんのことがやっぱりすきで、すきで、たまらない〜〜〜!

 

 f:id:n_e_w_s:20180525220848j:image

 

これからも強くて優しい、あなた色に輝いていてね。