ファンの購買活動には愛しかない
NEWSニューシングル「BLUE」フラゲ日、おめでとうございます(おめでとうって言うの!?!?)!!!!!
#NowPlaying #NEWS - #BLUE pic.twitter.com/WDLRqy0ZjK
毎日聴いていても飽きないどころかどんどんすきになるBLUEをはじめ、Cascadeも夜よ踊れもすごいから、とにもかくにも聴いてほしい!すげっす!NEWS!
発売日が近づくにつれ、ツイッターで「#NEWS」「#BLUE」などのタグをたくさん見るようになった。
「追いBLUEをする」というツイートも見るようになった。
「オリコン1位にする」というツイートも見るようになった。
フォロワーさん、そうでない方、たくさんの声がネットの海に広がっていた。今までに見たことがないほどの波が押し寄せているのを、不思議に、なんだか他人事のようにぼんやり眺めていた。
元々ジャニオタになるまで、そこは縁のなかった世界だった。
バンドがすきだったわたしは、3形態も買うというのは到底理解できなかったし(これはすきになってから初めて発売されたEMMA発売時にアッサリ崩れた概念)、純粋に音楽をたのしみたいという気持ちと、同じようなCDを何枚も買うという行動が結びつかず、そういった売り方をしていることに嫌悪感すらあった。握手券のために買ったCDを余らせている友人を見て、なんだかせつなくなった。再生されないどころか、開封されないCDもきっとあるんだろう。
あとは「なるべく買いましょう」「買おう」を感じてしまう空気感もすきじゃなかった。本当にすきな人はそんなことしなくても買うと思っていたし、悪気がないとわかっている今でも、やっぱり組織票のようなものはこわい。
タグのツイートを身始めた頃も、その頃の気持ちと相まってなんだかモヤモヤしていて、だけど不思議と今までのような嫌な気持ちにはなっていなかった。なぜかというと、ここには一切の悪意がない。それどころか、「CDを買う」という行為には愛しかない。関心がなかったら、嫌いだったら、お金を出してCDを買おうなんて思わないはずだ。あの記事を書いた人が買うはずがない。普段はグループ名も口にしないのに「解散しろ」という人が買うはずがない。悪口を言っているようで買っている人は、なんだかんだNEWSに興味があるはずで、どこかで期待しているはず!
「買おう」みたいなのはすきじゃないけど、「自分が買いたいから買う」というのは、誰にも否定できない。人からも見える愛の形だと思う(ただ、枚数の多さが気持ちの大きさではないということは忘れないでいたい。そりゃ、枚数が多い人の愛は大きいというのは言わずもがなだけど、少ないから小さいと逆のことが言えるわけでない。見えるが、見えないかの違いだ)。
だからだんだん、この波がすごい景色になるんじゃないかって、ワクワクしてきた。この愛が、NEWSをどこへ連れて行くんだろう!
そんな風に思いながら、フラゲ日を迎えた。
今回いつもと違うのは、置かれた状況と、1位の意味だと思っている。
「BLUE」で1位を取ること、それはイコール「NEWSに声を届けること」。
どれだけこのCDを待ちわびて、どれだけたのしみにしていたか、どれだけ4人の未来に期待しているか。気持ちをこんなにも届けたいと思うのは、わたしがファンになってから初めてのこと。なんとなく感じていたNEWSとわたしたちの間にある透明な壁をぶち抜けるのは、この"声"なのだと、根拠もなく、だけど強くそう思った。
ライブのない今、声を届ける方法はハガキ・手紙・メールや、CD・雑誌の売上くらいしかない。その際たるものが、今回の「BLUE」が1位をとることだ。そしてこの1位は、本人たちに声を届ける他にも「周りに見せつける」ことができる。形にしないと、必要とされていることに気が付かないことが多い。形にすれば、数字になれば、大人は気が付くことができる。その結果がこれからの未来をつくるきっかけになるかもしれない。だから、だからみんなはこんなにも波を起こしているんだね。やっと他人事じゃなく、波を見つめられるようになったよ。
とはいえ、波を起こせるほどわたしはまだ自分の気持ちを整理できてない。あの日からずっと、時計の針は止まったまま。だって、本人たちの声がないんだもん。その声を聞くまでは、あの日から立ち止まったままだと思う。「BLUE」が1位をとったら、自分の気持ちも動き始めるんだろうか。何か変わるんだろうか。
ここまでを、夕方に書いていた。
そして19:10。電車を降りたところで携帯にメールが届いた。どうか、どうかと祈るように、驚くほどのスピードで「お知らせ」までたどり着き、事務所のことばをふっとばし、小山さんのことばを読み、その瞬間にトイレに駆け込んだ。
時計の針が動いた。1人で考えても考えても、誰かのことばを聞いても、びくともしなかったのに。わたしはこのときを待っていたのだと。
しばらく個室の中でうずくまって泣いてた(ほぼ人前で泣かないから、後から泣いたこと書き残しちゃってるの見て、恥ずかしくなるんだろうな)。
家に帰って、今度はシゲのクラウドが更新された。また泣けた。遅いよ、馬鹿!
未来が約束されなくても今はいい。2人のことばがあるだけで、わたしはまたこうしてNEWSへの気持ちをことばにすることができるようになった。あと一歩遅かったら、こうしてブログを書くこともなくなっていたのかもしれない。大げさだと思うかもしれないけど、小山さんがファンのことをだいすきだということを忘れそうになるくらい、本人からのことばがないのは不安だった。なにもなかったかのようにテレビに出ないといけないシゲが明らかにやせていて、あまり笑わないのが不安だった。だから、思い出したかのように溢れだした涙を見て、「あぁ、わたしはここに戻ってきたかったんだ」と気が付いた。
これからずっと、悪意がつきまとうよ。絶対に絶対に。少しの間違いが、今度こそ本当の命取りになるよ。ファンのためじゃなく、4人で笑うために覚悟してほしい、それだけは譲れない。
ひねくれてるから素直におかえりって言えなくてごめん、だけど、もちろん、帰ってきてくれてよかったと思ってる、立ち向かう覚悟をもってくれてありがとう
わたしが買った3枚に、他意がないといったら嘘になる。カップリングが聴きたいから、だけじゃなくて、やっぱり「1位になればいいな」と思ってる。だって、悪意に負けてばかりはいられない。純粋にもっとこの曲を聴いてほしい。注目されてほしい。以前に「悪意に勝つ方法はあるのかな。ないのかな。わかりません。」と書いたけど、勝つ方法は愛なのかもしれないね。