宝箱

すきの定義は「心を動かされる」こと

NEWSとともに「未来へ」、NEWSは「未来へ」

2021年11月17日、NEWS28枚目のシングル「未来へ/ReBorn」が発売された。

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(布のシワが気になる)

リリース日前日のフラゲ日。全曲を聴いた後、漠然と「未来に向かっている」と思った。合唱とともにストレートに届ける曲からエンジン全開でロックに歌い上げる曲、テイストをガラッと変えてラップを交えたり、 ☆Taku Takahashiさんによる浮遊感のあるオシャレサウンドがあったと思えば、冬に食べるシチューのような曲、歪ませた音に合わせて「死に物狂いで来い」とがなる攻撃性も見せる、バラエティに富んだ曲たち中に「ここで終わりではない」「これからだ」という一貫したメッセージを感じた気がした。

フラゲ日翌日のリリース日。所用で朝から移動時間が長かったので、たくさん聴いた。カップリング曲の歌詞を見ていると、「未来」という単語が見える。そこで「もしかして」と思い、全曲の歌詞を探してみると当たりだ、「未来へ」「ReBorn」「Running」「小さなクリスマス」「Future in Here」「JUNK」すべてに「未来」という単語が含まれていた。

無力な自分を知って
沸き上がってく
未来への声を

恐れすてて
叶うため生まれた未来だ

自分を信じて
超えてきた
誇りがある
大丈夫
未来で共に笑おう

終わりじゃないだろう?
超えてきた
誇りがある
叶うため
目指した未来だ

恐れすてて
大丈夫
未来で共に笑おう

Thats’s your last turn
All greenで 未来に向かって 3 2 1 and fire!

いつか結果に 笑いあう以外
俺らの未来には似合わない we say that

笑われたって 笑い返してやれ
未来でまた会おう

きっとそっと
想うあの未来(ばしょ)へ
いつかちゃんと
僕らあの未来(ばしょ)へ
繋がっていけるんだって
そう信じていた
青い午後

描いていた未来とは
少しだけ違うけど
それでもあの日選んだ
星を目指して

Our future is here いまここに。
ミライを待っていたんだ、ずっと

まだ見ぬ未来 自分なりに改造したっていい

掴んだ未来 自分の手で先制したっていい

ひとことに「未来」と言っても、NEWSが表現する「未来」にはいろいろある。「(自分が望む)未来は叶うためにある」といった希望的な位置付けであり、「会おう」「共に笑おう」と言った約束であり、「こうありたい」と願っていても手に入らなかった場所であり、手にした「今」でもあり、自分の手で変えていける先の時間でもある。書いていて驚いたけれど、「未来」というコンセプトのもとにこれだけ多種多様な意味を持たせられるというのはすごい。NEWSや製作陣が思う「未来」はこんなに多面的だという意味でもあり、今のNEWSが歌うからこそ感じるものがあるという意味でもある。

 

なんでもかんでもこじつけのように点と点を結ぶことはあまりすきではない。しかし、幾年かNEWSを追っていれば彼らと作品がいかにリンクしてきたか分かってしまう。個人的に、NEWSはストーリーとともにあるグループなのだと思ってる。NEWSが歌うからこそその曲の良さが何倍にもなる、そういう作品をたくさん見てきたことがわたしにそう思わせる。

「未来」という単語が散りばめられていることに気がついたとき、うっかり泣きそうになったのはそのせいだ。わたしたちリスナーへの応援歌であるとともに、宣誓のようにも聴こえたからだ。叶わなかった未来も含めて、NEWSが未来に向かっていく意思、なんとなく歩いていくのではなく、自分たちの手でその未来を掴みにいく力強さを感じる。

 

なにもかも永遠ではないことを知っている。ことにメンバーが脱退したり、ジャニーズの諸先輩方が新しい道を歩いていく姿を見ている昨今は特に、どれだけの奇跡が「今」なのか痛感する。

NEWSが今日もNEWSであることを選んでくれてうれしいなと胸がいっぱいだ。リリースおめでとうございます! これからもNEWSの音楽が続いていきますように!

さぁここから、物語が始まるのさ
Our future is here…