ーこんばんは。7月4日、今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ーそれでは早速ですが、ジャニーズファンの間で言う「担当」について、お話を伺います。
はい。担当、担当かぁ。難しいですよね、担当の概念って。きっとそれぞれに担当に寄せる思いがあるとは思うんですけど、わたしにとってそれを冠することができるのは、4人組のグループの中でメンバーカラーが黄色とされている人です。
ーそうですよね、一言に担当と言っても、そこに含まれる意味というのはひとりひとり異なりますよね。その人のどこがすきなんでしょうか。
以前、はてなブログに綴ったことがあります。
初めてジャニーズのライブに行ってからたったの1ヶ月後に書いたブログなので、目に余る部分もあるのはご愛嬌ということで。この記事を久しぶりに読んでビックリしたんですけど、当時とあまり気持ちが変わっていなくて(笑)笑っちゃうんですけど、それってその人が現状維持のために努力をし続けていたからだと思います。すきになってから初めて迎えた誕生日に書いたブログ、3年前の記事に共感できるというのは当たり前のことではなく、その人が進み続けた証。現状維持は前進からしか生まれないんです。
ただ、ベースとなる魅力は変わらずとも、それぞれのストロングポイントはもっともっと印象深くなり、どんどん眩しくなります。
例えば歌声一つとっても、彼の歌は化けた。ことにターニングポイントだったのは、U R not aloneだったと思います。あの歌は彼にとって特別だなぁと。初めてライブで聴いたときもセンセーショナルではあったけれど、グループ内で過ごす時間を重ねるたび、その声に乗る思いは強くなったように見えました。ストーリーテラーだと感じていた彼は、いつのまにか彼自信の歌を歌うようになって、こちらも受け止めるのにいっぱいいっぱいになります。その真骨頂が優しさと愛しさを詰め込んだ戀という曲。暗くて霧の深い夜、月を見上げながら聴いたその曲に、わたしはどうしようもなく励まされました。静かでいて確かに感触を感じるほどあたたかく、雷に感じていたような儚さなんていうのはもう感じなくなりましたね。歌から人の変化を感じるなんて、どれだけの思いがそこにこめられているんでしょう。
歌声だけに留まらず、アイドルとしてのすべて、ドラマでの演技の幅、見せてくれる表情、バラエティでの振る舞い、仕事への姿勢、an・anで見せてくれた…… はい。全てが底上げされた数年のように見えています。ひとつひとつ大切に積み重ねてきた結果がこんなに美しいというのは、やっぱり眩しくて、そして憧れます。もちろん結果が全てではないですけど、積み重ねてきた時間を見させてもらってきた身としては、彼がじっくり取り組んできた先がこうであるというのは、希望です。ひとつひとつの物事に対して誠実であることが未来の自分を作ることにつながるのだと教えてもらいました。
ブログの内容で語っている31個に加えるとすれば、変わらないことで変わる強さがすきなんだと思います。上手く言えないけれど。
ー強さ、から少し離れた部分で言うと、「愛情深い」とツイートされていましたが、
RINGが更新された日が何度も反芻して、反芻して、形がつくくらいギュッと抱きしめて、心の中にそっとしまった 愛情深い人だなぁ
そう感じることは度々あったのでしょうか。
ありました。そして年々感じる機会は増えているように思います。これはわたしの感覚ですが。最たるものとしては、やっぱり衣装。そして紡がれることばの端々、でしょうか。
衣装。グループの衣装プロデュースは彼が行っています。コンサートのその一瞬のために用意する衣装。着る人が映えるように考え抜かれた、その人のためだけの衣装。ここ数年で1番度肝を抜かれたのは、やっぱりあの夏のメンバーカラーの衣装ですかね。
衣装について語る4人のことばが核心に近づくにつれ心臓のドキドキが止まらなくて、あんなに暑かったのに「4つ前のコンサートの時から、今日のために考えてたことがあるんです」って言ってフッとモニターが消えて4人が出てきた瞬間、涼しい風が通り抜けて鳥肌がたったのを覚えてる あれは忘れられない
その瞬間のこと、今でも鮮明に思い出せます。服というものにあそこまで心を動かされたのは初めてでした。きっと見た目の美しさ以上に、そこにこめられた愛が伝わってきたからです。余白を語らない彼が作った衣装はあまりに雄弁。そのバランスがいいんでしょうね。
ーあとは、ことば、ですか。
ことば。ことばの使い手というと、語彙力だとか文章の構成力だとか、そういう能力に長けているイメージでした。できれば詳細に、しかしその人の瞳に映る景色の美しさを損なわない表現こそが最上だと。でも、難しい単語を使わないのに、魔法みたいなことばを振りまいてくれる人に出会いました。見透かしたような、それでいてこちらの心に土足で上がり込んだりしない。ふわっと、ただそこにある。人に上がり込まれることが気持ちいいこともあるし、自分だけで考え込みたいときもある。どちらもすきだけど、後者をくれる人は多くない。絶妙なラインにいてくれるのは、一重に彼の優しさだと思います。一歩引くことの方がずっと難しいから。
ーありがとうございました。それでは最後に、その人に今メッセージを送るとしたら、なにを伝えますか。
増田さん、34歳のお誕生日おめでとうございます。そしていつもキラキラのSUPER STARでいてくれてありがとう。まずこれからの1年、ありったけの幸せが降り注ぎますように。あなたがステージに立つ日、たのしみにしています。
後日談
もしもし。すみません、ひとつだけ言い間違えていたことがありまして。冒頭で申し上げたグループの人数。4人組ではなく3人組でした。はい、つい癖で。なかなかすぐには抜けないですね。